ICTを活用した震災伝承

時間の経過とともに被災当時のことを想像するのが難しくなる中、東日本大震災を記録し伝承するための方法として、ICTを活用しています。

日常生活のなかで、災害の恐ろしさを意識する機会はほとんどないと思います。しかし、ひとたび災害が起これば、あなたの今居る場所も「被災地」になるかもしれません。
災害時の行動や備えについて考えていただくきっかけになることを願って、制作したアプリや3次元モデルを公開しています。

*2018年4月より Yahoo!基金 東日本大震災復興支援助成(企画コース)のご支援をいただき「震災遺構等整備後も継続可能なICTを活用した防災減災プログラム」をつくる活動を行っています。

 

「津波伝承AR」アプリ

津波による被害状況や被災した地域の「過去~現在~未来」を伝えるスマートフォン/タブレット端末向けアプリケーションです。
2014年に「石巻津波伝承ARアプリ」として公開して以来たくさんの方にご利用いただいてきましたが、諸事情により2020年3月に、新たなアプリとしてリニューアル・公開しました。

▼「防災まちあるき」機能

被災した地域の「過去~現在~未来」の変化を写真で紹介する機能です。地図上に設定されたピンを選択すると、3.11直後の写真とともに説明が表示され、同じ地点の震災前や震災後の様子、また場所によっては被災当時の証言ボイスをきくこともできます。

▼「浸水深AR」機能

「自分の今いる場所に、東日本大震災当時どのくらい津波がきていたか?」がわかる機能です。スマホ・タブレットのカメラを使い、実際の景色と津波シミュレーションARを重ねて見ることができます。(石巻市・東松島市・女川町内でのみ利用可能な機能です。※2020年3月現在)

▼「南浜・門脇ツアー」機能

石巻南浜津波復興祈念公園予定地周辺の街の記憶や思い出、元住民へのインタビューに基づく東日本大震災当日の避難行動、未来への教訓を紹介する機能です。

「石巻津波伝承AR」につきましては、一時期使用できなくなり、ご利用いただいている皆さまに多大なるご迷惑をおかけしました。大変、申し訳ありませんでした。
リニューアルしたアプリは、以下のストアのボタンからダウンロードいただけるようになりました。旧アプリをお持ちの方は、新しいアプリへの切り替えをお願いいたします。

※日本語のほか、英語翻訳があります。
※「津波伝承AR」アプリは、iOS/Android端末にて無料でご利用いただけます。

詳しくはこちら

 

3次元モデル

東日本大震災で被災した各地の建物や地域の様子をドローンで空撮し、3次元データを制作しています。

 

▼これまでに制作した3次元モデル

※iOS端末ではうまく表示されない場合があります。ご不便をおかけいたしますが、原因がわかるまで、今しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。

門脇小学校(宮城県石巻市)

石巻南浜津波復興祈念公園建設地(宮城県石巻市)

大川小学校(宮城県石巻市)

雄勝ローズガーデン *移転前(宮城県石巻市)

いしのまき元気いちば(宮城県石巻市)

 

VRツアー

被災建造物や地域の様子を360度画像として記録し、VRツアーを制作しています。
南浜つなぐ館」では、門脇小学校やがんばろう!石巻看板周辺のツアーをVRグラスでご覧いただくことができます。

 

避難行動プロジェクションマッピング

東北大学災害科学国際研究所(佐藤翔輔、今村文彦、サッパシー・アナワット、牧野嶋文泰)と3.11みらいサポートの共同制作

2015年以降に「あの時プロジェクト」として、東日本大震災発生時に石巻市南浜・門脇地区にいた約100人の方々から避難行動を教えていただいています。その聞き取り結果を、東北大学災害科学国際研究所の協力により映像化し、津波のシミュレーションに重ねた動画を制作しました。
南浜つなぐ館」のシアタールームで、ダンボール模型に投影したプロジェクションマッピングとして公開しています。

 

震災伝承の継続に、ご支援をお願いします!