MEET門脇 OPEN

2021年3月8日、震災伝承交流施設
「March 11 Education & Exhibition Theater (MEET) 門脇」
がオープンいたしました。

 

開館日時 日~土  10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日

毎週水曜日

料金 1人300円(税込) ※高校生以下、毎月11日は無料
電話 0225-98-3691(3.11メモリアルネットワーク事務所)
所在地

宮城県石巻市門脇5丁目1-1  震災遺構・門脇小学校前

アクセス

JR石巻駅から徒歩約40分/車約10分
石巻駅前1・2乗り場よりミヤコーバス山下門脇線に乗車
門脇四丁目にて下車 徒歩1分(時刻表:平日 土休日

 3.11から10年を経て、震災を知らない世代が増えてくる今こそ、伝承活動が必要です。「MEET門脇」建設資金へのご協力、よろしくお願い致します!

伝承施設MEET門脇に寄付する

概要

東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた石巻市において、これまで「南浜つなぐ館」運営や、語り部などの学習プログラムなどの震災伝承活動を実施してまいりましたが、2021年3月の石巻南浜津波復興祈念公園の開園、2021年度の震災遺構門脇小学校整備にあたり、来訪者の調整を担い、周辺施設との相乗効果を高めるために、伝承交流施設「March 11 Education & Exhibition Theater (略称:MEET)門脇」を新設しました。

MEET門脇

<コンセプト>
Meet 3.11, Act for the future
3.11でつながろう 未来のために動き出そう

<”MEET”に込めた思い>
March.11     3.11を原点に
Education  つながる人々が変化する
Exhibition  悲しみと願いを示す
Theater       命を守れる希望を伝える

 1階は展示とシアター、2階は事務スペースの木造2階建てです。
住民目線の津波避難の教訓を2面シアターで上映し、子ども達が防災学習を行うスペースを設けました。

 子ども防災学習のスペースでは3.11当時の学生たちから聞きとりし漫画や映像で再構成することで、子どもたちに当事者目線で被災体験に触れてもらいます。
 次世代の命を守るための伝承施設の一つとして、子ども達が自主的に学べる場として活用いただけるよう、展示物を追加してゆきます。

March 11  3.11を原点に

東日本大震災の津波と火災により、多くの命が、当たり前だった日常が、失われました。南浜・門脇地域では390名が亡くなり、今も149名が行方不明です。この場所から、3.11を原点に、出会いの場に変えてゆきます。

Education つながる人々の変化を促す防災教育

MEET門脇子ども防災1

MEET門脇子ども防災2

 新型コロナウイルス感染症が広がる中でも、多くの方々が震災を学びにこの場所を訪問してくださっています。
「いつか災害ボランティアとして貢献し、被災した方々の一助になれば」
「苦手な教科を克服できるよう、精一杯がんばりたい」
 自分事として一歩行動に移してもらえるよう、施設見学と震災学習プログラムと組み合わせ、体験型の防災学習の機会を提供します。

Exhibition 悲しみと願いを示す展示

 ご遺族からお預かりしている大切な被災物を、冠水や津波被害の危険性が比較的高い南浜つなぐ館から移設し、大切な命が喪われた悲しみ、日々の生活のかけがえなさを、一人の人間としての目線で、願いと共に紹介します。
(※南浜つなぐ館は展示物を移設しますが、復興祈念公園開園後も、引き続き語り部等に活用します。)

Theater 命を守る希望を伝えるシアター

MEET門脇シアター

100人以上の方に協力いただいた「あの時プロジェクト」から導き出された知見を、大画面の2面シアターで紹介します。
 私たちの3.11の行動をありのままに可視化することで、あの日の前に出来たはずのこと、次の災害から命を守るために今できること、を提示します。

教育旅行・視察の受入れ調整

南浜つなぐ館が位置する市民活動拠点には、毎年、4~5万人が訪問(新型コロナウイルス感染症拡大前の実績)してくださっており、祈念公園や震災遺構整備後は、より多くの方々の来訪が期待されます。

これまでも、200名を超える修学旅行の受入れ調整をさせていただいておりましたが、一か所で大人数を受け入れ可能な施設が無いことから、門脇小学校と南浜復興祈念公園の間に伝承交流施設を新設することで、グループ分けによる受け入れ、大型バスによるピックアップなどをきめ細やかに調整させていただき、より多くの方々に震災の学びに触れていただけるよう努めてまいります。

また、伝承機能が集約している南浜・門脇地域において、避難体験や教訓を紹介する機能を「津波伝承AR」アプリに追加し、周辺の伝承施設、震災遺構、「がんばろう!石巻」看板、遺構や慰霊碑などを巡るオリジナルの体験フィールドツアーを提供します。

地域との連携

「MEET門脇」の整備計画は、現在も内容を調整中であり、伝承施設を整備される国土交通省・宮城県・石巻市などの行政機関や、防災に関する専門的助言をいただく研究機関と連携して、改善してまいります。

門脇地域では、区画整理や災害公営住宅の復興事業により、土地や道路は整備されましたが、今も多くの行方不明者が見つからないままで、現在の世帯数は震災前の半分以下です。「MEET門脇」の新設について、幸い町内会役員からも歓迎いただいておりますので、津波と火災により甚大な被害を被ったこの地区に学びを目的とした方々が多く訪れていただけるよう、地域にお住いの方々との連携を大切にしながら、展示内容やガイド内容を調整してゆく予定です。

応援者の声

東北大学 災害科学国際研究所 所長
今村 文彦 様
安全で安心できる未来を創るには,過去の経験や教訓から学び,自らの意識変化や行動変容に結び付けなればなりません。
現場に立ちMEET門脇などの交流施設で学ぶことは沢山あり,様々なヒントに出会う機会になります。

元石巻市立門脇小学校 校長
鈴木 洋子 様
東日本大震災から10年が過ぎようとしています。あの震災を知らない世代も増えてきました。
過去の災害を知ることは、自らの命を守るための最大の防備となるはずです。その伝承に大きな役割を担う施設建設の本事業へのご支援を賜りますようお願いいたします。

アニソンシンガー
遠藤 正明 様
被災していない自分に出来る事は何だろう…?俺の様な想いを持つ人達は多いと思います。
 3.11 を忘れない事、伝えて行く事。
我々個々に出来る事はそんなシンプルな事。
 でも、そんなシンプルな事が実は大変で 薄れて行くもんなんだよね…大切な人の笑顔を守りたい!微力ながら自分も支援させて頂きます。

資金計画

施設整備費だけで、9,000万円が必要です。
これまで積み立てた基金や、今期にいただいた寄付、宮城県からの補助金などで7,000万円は確保しましたが、まだ、約2,000万円不足しています。
この南浜・門脇地域は、震災10年の先の、10年後も20年後も、全国に向けてあの震災の悲しみや教訓を伝えてゆく場所となります。ご支援をいただきたく、お願い申し上げます。

伝承施設MEET門脇に寄付する

※公益法人への寄付は、税制優遇の対象となります。
 ご寄付いただいた皆さまの名称を、施設に掲示させていただきます。

寄付不足額210310

震災伝承の継続に、ご支援をお願いします!