フロアマップ
1階
フロアは無料エリアと有料エリアに分かれています。ミュージアムショップは無料エリアにあります。
2階には、オンライン語り部や被災地研修のブリーフィングなどが行える多目的スペースがあります。
展示
大画面2面投影シアター
12m×3.5mの大画面
被災者自らが失敗も含めて語った教訓を、実際の津波の映像や、被災者の証言、それを再現したCG映像等をご覧いただきながら、3月11日にこの場所で起こった「避難の連鎖」と、迅速な避難により「人のつながりで守れる命」があったことを伝えます。
「あの日」の避難を語った被災者の声。
その行動から導き出された「避難の連鎖」を軸に、迅速な避難の大切さを伝える映像を上映しています。
~多くの人の命が救われた避難の連鎖~
2015年から2016年にかけて私たちが取り組んだ、石巻市南浜・門脇地域での100名の避難行動の聞き取りから導き出された、避難行動の特性が「避難の連鎖」です。
門脇小学校の児童の避難行動が連鎖。
多くの地域住民の避難行動に繋がった。
そして、多くの命が救われた。
南浜・門脇地域の避難行動の記録
避難経路 Projection Mapping
あの日、石巻市南浜・門脇地区ではどのようにして避難が行われたのか。
東北大学災害科学国際研究所と共同で、100人以上から聞き取った避難行動を、ジオラマにプロジェクションマッピングで可視化して展示しています。
被災物展示
「繰り返してほしくない」
「この靴は、絶対見てほしい」
(ご遺族の言葉より)
ご遺族からお預かりしている大切な被災物を展示することで、大切な命が喪われた悲しみ、日々の生活のかけがえのなさを、一人の人間としての目線で、願いと共に紹介します。
日和幼稚園バスで被災された園児のご遺族により貸与いただいている、クレヨンケースと上履き、亡くなったお祖母さんがお持ちだった、お孫さんとお揃いのリュックなどの被災物を展示しています。
大川小学校で津波の犠牲となられたご兄妹の被災物は、東京臨海広域防災公園・そなエリア東京での企画展でも展示されました。(※2024年3月2日~大川小学校での里帰り展示のため、写真パネルにて展示中)
ボランティア、NPOの貢献
地域を支えた、ボランティア・NPOの力
東日本大震災では、震災直後から最初の1年間に累計28万人ものボランティアが集まり、被災地の大きな支えとなって活動しました。
あの時、石巻に集まった人たちが、どんな想いで何を成し遂げたのか。 どのような変化の中で活動を続けてきたのか…実際の活動について記された資料も含めて展示しています。
子ども防災学習コーナー
震災を知らない世代にも、3.11の教訓を伝えられるよう、漫画動画で子どもたちの被災体験を上映する他、災害時に「自分ならどうするか」という視点で考えて行動につなげ、命を守れる意識を涵養するパネル展示も行っています。
被災体験漫画動画
「あの時、こどもだった私たちから つたえたいこと」
東日本大震災当時、小学生~大学生だった被災者の若者6名の体験を、漫画動画でお伝えし、子どもたちに当事者目線で被災体験に触れることができます。 漫画にすることで、震災を知らない世代の子どもたちにも伝わりやすく、子どもならではの視点での震災体験とメッセージを次の世代につなぎます。
展示動画は冊子でもご覧いただけます。
ミュージアムショップで購入可能です。
(1冊500円(税込))
教育研修旅行拠点
団体の皆さま対象の体験型特別プログラムの拠点として
周辺には「石巻南浜津波復興祈念公園」「みやぎ東日本大震災津波伝承館」「石巻南浜津波復興祈念公園市民活動拠点」「震災遺構 門脇小学校」があり、どの施設もMEET門脇から徒歩圏内にあります。
現地を歩きながら隣接する複数の伝承施設を巡ることで、被災地での学習をより一層深めていただくことができます。
地域との連携
震災発生直後から壁新聞で地域の被災状況を伝え続けた石巻の地域紙「石巻日日新聞」や、被災し流されたあと、奇跡的に発見された石ノ森萬画館のシンボル「シージェッター海斗」。
MEET門脇では、日日新聞の壁新聞現物の一部と、他数枚をデジタルで展示。
また、被災したシージェッター海斗の現物を展示しています。
ご遺族の「同じ思いをする人がいないように」との願いから、被災物をお預かりして展示させていただく活動もしています。
そのほか、地場の企業が製造しているイチオシの商品をミュージアムショップで販売しております。
ミュージアムショップ
ミュージアムショップでは、MEET門脇のオリジナル製品や、東日本大震災で被災した地元企業とのコラボ商品もお買い求めいただけます。
その他、震災関連の書籍や、各種防災グッズも取り揃えております。
無料エリア内にありますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
寄付で応援
3.11から10年以上が経過し、震災を知らない世代が増えてくる今こそ、伝承活動が必要です。
私たちは、ここを訪れてくださる方々が、「伝承」の体験をきっかけに、参加者一人一人の意識が変わり、行動が変わることで、災害で命が失われない社会に近づいていくと信じています。
「MEET門脇」運営資金へのご協力、どうぞよろしくお願い致します!
<資金計画>
施設整備だけで、9,000万円が必要となりました。
これまで多くの方のご協力をいただいたこともあり、おかげさまで2024年2月現在、不足額も約800万円となりました。
この南浜・門脇地域は、10年後も20年後も、全国に向けてあの震災の悲しみや教訓を伝えてゆく場所となるべく、これからも努力して参りますので、引き続きご支援をいただきたく、お願い申し上げます。
※公益法人への寄付は税制優遇対象です。
<応援者の声>
東北大学 災害科学国際研究所 所長
今村 文彦 様
安全で安心できる未来を創るには、過去の経験や教訓から学び、自らの意識変化や行動変容に結び付けなればなりません。
現場に立ちMEET門脇などの交流施設で学ぶことは沢山あり、様々なヒントに出会う機会になります。
元石巻市立門脇小学校 校長
鈴木 洋子 様
東日本大震災から10年が過ぎようとしています。あの震災を知らない世代も増えてきました。
過去の災害を知ることは、自らの命を守るための最大の防備となるはずです。その伝承に大きな役割を担う施設建設の本事業へのご支援を賜りますようお願いいたします。
アニソンシンガー
遠藤 正明 様
被災していない自分に出来る事は何だろう…?俺の様な想いを持つ人達は多いと思います。
3.11 を忘れない事、伝えて行く事。
我々個々に出来る事はそんなシンプルな事。
でも、そんなシンプルな事が実は大変で 薄れて行くもんなんだよね…大切な人の笑顔を守りたい!
微力ながら自分も支援させて頂きます。
<MEET門脇について>
コンセプト
Meet 3.11, Act for the Future
3.11でつながろう
未来のために動きだそう
キーワード
March.11
3.11を原点に
Education
つながる人々が変化する
Exhibition
悲しみと願いを示す
Theater
命を守れる希望を伝える
避難行動の可視化映像や子ども視点のまんが動画などを通じて、行動すれば命を守ることができるというメッセージを伝えるための展示があります。
徒歩圏内には「石巻南浜津波復興祈念公園」や「震災遺構門脇小学校」があるため、主に団体のお客様向けに、複数の近隣施設を一度に巡る行程やスケジュールの調整を担い、周辺施設と相乗効果を高めるべく、伝承交流施設としても運営されています。
隣接する各伝承施設と併せてのご訪問をスタッフ一同、心よりお待ちしております。