カテゴリー:3.11を学ぶ

企業研修 被災地で学ぶリーダーシップ

2011年の発災直後からお世話になっているライオン株式会社さんが、1泊2日のリーダー研修の場所として石巻を選んでくださいました!

〇リーダー研修の内容

1.フィールドワーク

石巻南浜復興祈念公園、震災遺構門脇小学校を巡り、震災前、震災直後から現在に至る変化や、発災当日の避難行動を、ARアプリを活用しながら歩いて体感いただきます。

2.祈念公園杜づくりボランティア

復興祈念公園での植樹ボランティア。杜づくり団体と連携し、かつての街並みがあった場所で、いのちの杜を育む取り組みに参画していただきます。

 

3.被災現地セッション

東北大学災害科学国際研究所やNHKの協力を得て可視化することが出来た「避難のカスケード(連鎖)」。保護者や地域の方々を、見えないつながりで守った門脇小学校の実例を紹介します。

12年間激変してきた被災地域の環境や必要性に応じて、活動や組織も変えながら取り組んできた活動を紹介し、フランクに話せる場づくりをしたうえで、感想を共有してもらいます。

〇参加者の感想

本当に貴重な感想をいただきましたので、ここに紹介させていただきます。

「否定されても進む覚悟を持たれている方がやられているからこその結果。覚悟を持たなくちゃいけないと感じた」

「地域のために行動している言葉に、熱さや、あこがれ、すごさを感じた」

「会社に入ったときの自分の動機を思い出し、改めて生活者との接点で臨んでいきたい」

「避難のカスケードのような関係性、ステークホルダーと築いていきたい」

「自分事化できる組織、自分の言葉で語れるリーダーシップを意識していきたい」

「まずはチームに伝えたい。そんなことも言ってもいいんだ、と言える環境づくりができれば」

〇今後に向けて

3.11メモリアルネットワークは、企業向けに被災地現地研修をオンライン配信させていただくほか、参加者の皆さまからのフィードバックをいただき、改善に取り組んでいます。

支援の対象としての「被災地」から、人生の価値を学ぶ「人材研修の場」へ。

社会にとって、企業にとって価値のあるプログラムとして高めてゆくことで、災害から命を守る伝承活動が、若い世代が参画したくなる「あこがれの職業」として継続性を高められるよう、挑戦してまいります。

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