カテゴリー:私たちのこと

JICA研修事業視察団への講演

12月4日、独立行政法人国際協力機構(JICA)の研修事業に参加する外国人視察団をお迎えし、講演を行いました。この研修は、JICAが常磐大学国際被害者学研究所に委託しているもので、ネパールから2名、スーダンから5名、コロンビアから3名、合計10名の研修生が来られました。研修コースのタイトルは『紛争被害者のための支援システムの開発』で、参加者は紛争被害者の支援に係る省庁官僚や大学教授・研究者、心理学者などさまざまな経歴と立場をお持ちの方々。

講演の内容は、東日本大震災後のNGOによる救援活動について、という依頼でしたが、事前にいただいた研修の資料(厚さ約1.5cm、英文!)を拝見したところ、「被災者学」や「被災者支援」の専門的な内容がぎっしり。紛争被害者の支援をテーマに研修されているようでしたが、東日本大震災のような大規模災害において、NGOがどのように支援活動を行ったのか、また行政との協力調整等についてお話ししました。

国や地域が変われば備えるべき災害の種類は異なり対策も変わってきますが、私たちが今回の震災で学んだ教訓を一人でも多くの人に知っていただくことにより、世界各地の防災対策や被災者支援が強化されることを願い、お話しさせていただきました。今回は英語なので伝えきれないもどかしさもありましたが、質疑応答も含めいろいろなお話をさせていただき、こちらも勉強になりました。特に海外の方への講演は、日本の文化や慣習の背景も含めてお話しできるように、資料をアップデートしたいと思います。

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