カテゴリー:私たちのこと

インターンブログ 張宇傑

僕と3.11メモリアルネットワークについて

東京大学総合文化研究科に所属している張宇傑と申します。私は2020年から3.11メモリアルネットワークのオンライン語り部に参加し、2021年には石巻を訪れ、南浜つなぐ館で震災講話をお聞きし、復興祈念公園をツアーで訪問させていただきました。今年、コロナがようやく収束し、9月には東北の震災伝承について深く理解し、石巻の地域社会とより多くの接触を持ちたいと思い、2023年9月8日から10月1日まで、インターンとして活動しました。

インターンシップでは、第3回の防災学習・震災伝承実践交流会、杜づくり部会、石巻会議全体会などに参加させていただきました。私のような震災伝承に興味を持つ外国人にとって、得がたい経験となりました。

また、動画編集、冊子の改訂、チラシ制作、イラストの作成なども担当しました。特に、企業向けの新たな震災伝承プログラムの企画に参与できたことは、私にとって大きな収穫であり、震災伝承団体の運営体制、将来、伝承施設のあり方、そして石巻市の地域再生に対する見方に深い影響を与えました。自分の出身地の中国・四川において、語り部のような震災伝承活動の実践・応用可能かに関することについても考え直しました。
この機会を通じて、多くの語り部さんと出会い、石巻のさまざまなNPO団体と交流することができました。震災伝承関係者が、震災経験を次の世代に伝えながら、地域社会のために奮闘の姿を拝見して、私も未来を切り拓く勇気を持つことができるようになりました。

僕と石巻について

私は毎日、事務所へ向かう途中で北上川の河川堤防を通り過ぎ、対岸にある「石ノ森萬画館」を遠くから眺めました。川岸の霧はまるで生糸のようで、潮風がそれを通り抜け、どこにでも入り込んでいます。

美しい南浜町は、東日本大震災で被害が一番多かった地区の一つですが、地域住民と支援者の方々が協働で努力した結果、荒涼とした無人の地と化した被災地から緑豊かな公園へと変貌したことは、現実を変える力を実感しました。

最後に、この貴重な機会を提供してくださった3.11メモリアルネットワークのメンバーの方々、そして石巻滞在中に私に手を差し伸べてくださった地元の皆様にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
心から感謝いたします。

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