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能登地震支援サポート

能登地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

1月5日から、能登半島の穴水町・能登町・珠洲市に物資支援に伺ってきました。
石巻の町内会からお預かりした毛布や、水、缶詰などを持参した他、珠洲市の地元の方々による、珠洲市の地域集会所への配布お手伝いをしてきました。

珠洲市では前後に全く車がいない状況の方が多く、スムーズに活動できました。

大部分が地震被害でしたが、津波の被災場所は、東北と同じ光景。
(被災された方の許可をいただいて撮影しています。奥がご自宅)

 また、石巻での支援や伝承・防災の取り組みを通じて知り合った沢山の方々がそれぞれのノウハウを活かして活躍されており、民間による支援、「共助」の災害対応力を改めて感じました。現地でお目にかかった皆さま、貴重な時間をいただき、ありがとうございました!

 珠洲市の集落にもほぼ物資が行き渡っていましたが、例年であればこれから大雪の時期となり、すでに金沢等での受け入れ支援も始まっています。半数が能登半島から出て行かれた集落もありましたが、車を失った方は交通手段もままならず、私も、金沢のご家族の元へ70代の方を乗せてくることができました。
 道路の修復、除雪、電機・ガス・水道工事など、全ての復旧工事が滞ってしまう中での避難生活は過酷な環境になることが想定され、これまでの災害と異なる対応が必要です。

 この割れた道路が、これからの積雪で見えなくなると思うと、怖さを感じます。

 避難所や集会所で支え合って避難生活をされている方々から、心強いお言葉をいただくことが出来ました。
「地震で裏口から出たら、警報出てるから、と声をかけられて、そのままね」
「地域で避難訓練していたから、歩いてココ(高台の集会所)まで来てね」
「東北の事があったから、やっぱり来るかもしれないと思ってね」
 ほんの少しの後押しが、命を守る行動につながっていました。

 現在も、多くの行方不明の方々を懸命に捜索する活動が続いています。
あの時、一声かける人がいれば。
あの日の前に、災害に備えた対処をしていれば。
 東北と同じように、助かった命があるかもしれません。

 また、地域の方々の支えあいが、避難生活を支えています。
「避難された方が、協力してくれて」
(避難所運営に職員と避難者が協力)
「お風呂は入りたいけど、お米や野菜は、持ち寄ってるから」
(お母さんたちが調理)
「普段からココ(集会所)で集まって行事しているからね」
(大釜で暖をとりつつ集まり、お湯をわかして洗濯)
 緊急時にこそ、コミュニティでの助け合いが生きていることを痛感します。


災害の伝承と、災害対応は、つながっています
東北で支援いただいた方々が、能登でもつながっています
全国からの被災地への支援と、皆さんの地域でのコミュニティ活動も、つながっています

悲しいニュースが続きますが、被災地では皆さん懸命に活動されており、つながりの力、共助の力も感じます。

出来ることは限られていますが、明日から再度能登に向かい、少しでもお手伝いしてまいります。
わたしたち、一人ひとりが今できることを少しずつでも積み重ねることが、命を守れる社会につながります。

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