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みやぎ津波伝承館展示解説業務の選定

みやぎ東日本大震災津波伝承館の展示解説業務について、プロポーザル方式の企画提案を経て、宮城県より業務委託候補者として選定いただくことができました。関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。

私たちの団体は、発災直後の「震災支援の連携」から始まり、徐々に「震災伝承の連携」へと活動内容を変化してきました。

2011年から語り部事業を開始し、2015年に南浜つなぐ館、2021年にはMEET門脇という伝承拠点を開館し運営するかたわら、100名以上の地域の方々から避難行動を伺い・映像化するなど継続的に記録を行い、この門脇・南浜地区で伝承活動に取り組んでまいりました。

「つなぐ 3.11の学びを生きる力に」をミッションとして、今後も、語り部さんや地域の方々、各地の伝承団体や関係組織の皆様とのつながりを大切にしてまいります。

4月からの委託先変更に関する記事もありますが、コロナ禍の中でも教育旅行の要望は大きく、将来に向けた伝承を担う人材は不足していると考えております。現解説員が蓄積されてきたノウハウが活きるようなあり方を含め、宮城県や現解説員との調整を行ってまいります。

今回選定いただいたのは、2022年度から2024年度までと、次世代への継承という長い年月を見据えた取り組みの中の3年間ではありますが、宮城県の施設における複数年にわたる「業務としての伝承」ですので、市内外を問わず、幅広い世代から、今後の伝承活動を一緒に担っていただける方を公募致します。

東日本大震災という筆舌に尽くしがたい災害を宮城県全体という広範囲にわたって伝承する挑戦は、誰にとっても容易ではありませんが、次の災害から命を守る力が生みだされ、つながりが広がってゆく場となるように務めてまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

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