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高校生ボランティアガイド

3.11を学ぶ

朝から雨模様だったためMEET門脇にお越しいただける方が少ないのではないかと危惧していましたが、終了してみると高校生が案内した人数は小学生~大人まで8組32名様にもなりました。

8月8日、9日に学んだ事、気づいた事を最終日に思いっきりぶつけてくれた高校生。4人のリレーガイドは当初は35分ほどで終了していましたが、最後の案内は伝えたいことが溢れ50分にもなりました。

終了後すぐに書いてもらった感想文をご紹介いたします。(最終日、1名のみ午前中までだったため感想文はありませんが、彼女がこのボランティアに参加した理由を写真と共にご紹介いたします)

◎遠藤さん(高校3年生/震災時3歳)

私は、今回初めてボランティア活動に参加しました。今回のプログラムを選んだ理由は、私自身、将来宮城県職員として働きたいと思っており、東日本大震災を経験した宮城県の防災への取り組みに興味があったので、震災についてもっと知識を深めたいという思いから参加させていただきました。

 私は正直、門脇地区についてあまり知らなく、今回のプログラムで初めて門脇に訪れました。門脇小学校のことはほんの少しだけしか知識はなく、どこにあるのか、どんな被害があったのかが、全く知らない状態でした。

 初日に大学のボランティアの方々に門脇小学校を案内していただきました。被災した当時のまま校舎が残っていて、被害の大きさが見てわかりました。実際に教室に入って中を見ることは難しかったけど、外側の窓から中を見てみて、椅子や机が荒れている状態なのが分かりました。門脇小学校は、津波だけではなく、津波火災の被害にもあっているので、津波が来た一階と二階では、椅子や机の状態から全然違っていることが分かりました。実際に被災した学校を見るのは初めてだったので、津波の怖さがとても伝わってきました。門脇小学校の生徒たちは、震災前から避難訓練に力を入れていていたので、大きな犠牲はなかったとお聞きしました。その話を聞いて、日頃からの訓練はとても大事だということを学びました。最近は避難訓練をしていても緊張感が欠如しつつあるので、自分の命を守るためにも、これからはより真剣に取り組んでいきたいと思います。

 MEET門脇のガイドのデモンストレーションを見たときは、これを実際に自分ができるのか、とても不安でした。原稿を準備して、一回目の発表のとき、コピーロボットにならないことを意識しすぎてしまいました。結果、伝えたいことを抜かしてしまったり、誤った情報を話したり、言葉が詰まって分かりにくくなってしまったり、反省するところが多くなってしまいました。そこの反省点を活かし、伝えたいことはポイントとして頭に入れておくことを意識しました。本番になって、お客さんに対して話すとき、始めは緊張があったけど、何度かガイドすることによって、緊張がほぐれ、表情にも気を付けながら対応できるようになりました。対応するにつれて、話したいことも洗練され、より多くの情報を伝えられるようになったと思います。当初目標としていた、お客さんとのコミュニケーションも活発にできたので、成長することができるいい機会になったと思います。

 今回のプログラムを通して、震災のことをより身近に捉えることができ、どうせこうだろうという視点から、もしかしたらこうなっていたかもしれないという視点で考えられるようになったと思います。

◎三浦さん(高校3年生/震災時3歳)

このボランティアに参加した理由は、私自身震災を経験した身として語り継げることがあると思い参加しました。私は将来小学校教員を目指しています、現在の小学生・中学生は震災を経験してないため、そのような子たちに自分自身の経験や聞いたりしたことを分かりやすく伝承したいと考えたのも参加のきっかけです。

 3日間のプログラムを通じ、自分の震災の記憶というのはほんの一部に過ぎないことを知ることができました。地域の住民の方やガイドの方にお話ししていただき、それぞれ違ったエピソードがあることがわかりました。震災と言われると、どうしても後ろめたい過去を思い出してしまいますが、復興の記録などについても知ることができました。

 震災での被害がイメージに残ることが多いですが、炊き出し活動などの復興ボランティアによって私たちが住んでいる今の石巻になっていることも知ることができました。

 また、改めて震災の恐怖を実感することができました。私は「津波火災」について大きな印象に残りました。私自身は、東日本大震災では津波による被害についてしか知りませんでした。しかしながら、見学などを通して火災による被災者も多いことがわかりました。このことから、実際に自分の目で見ることで感じることが多くなることを実感することができました。

 ガイドをしてみて感じたことは、大人だけではなく子供のお客さんもいらっしゃったので、説明ではわかりやすい言葉に言い換えるなどの工夫が難しかったです。また、子どもにとってわかりやすい防災教育も学ぶことができました。発表後「わかりやすかった」とおっしゃってくれたので、やりがいを感じることができました。今後も震災伝える活動に関わりたいです。

◎及川さん(高校3年生/震災時3歳)

このプログラムでは大きく二つの経験をさせていただけました。

 一つ目は、震災当時の状況や自分以外の立場でどのように、震災や復興を乗り越えてきたのかを自分の身をもって体験することです。石巻市立門脇小学校をガイドの方とともに見学をしてみて、津波火災の怖さをより感じるとともに自分自身が避難訓練でとっている行動に疑問を持つきっかけとなりました。また、震災の時私に指示をしてくださった指導者の立場から見える当時の避難の難しさやここからどう動いていくべきかということを学ぶことができたのがとても大きかったと思います。

 二つ目は実際学んだことをもとに、MEET門脇に訪れていただいた方にご案内をすることです。一度案内をしていただいてからどんなことを話すのかを考えましたが、自分の経験も含めつつ、案内を聞いてくれた方の意識が何か一つ変わるような案内をするのがすごく難しかったです。

 私がボランティアを行う前は、自分の考えを誰かに話すのが不得意で全くできないと思っていましたが、何を伝えたいか自分の中で何度も考え直してその考えを伝えることができるようになったことが今回のボランティアを通して身につけられた最も大きなことだと感じています。また、このMEET門脇の掲示品をメディアでみたことはあったけれど、それでは伝えられていなかった背景を自分の耳で聞き、自分が知っていると感じていたことは、ほんの一部分にすぎないのだということを痛感させられる機会にもなりました。

 私は、東日本大震災からの復興や震災遺構がどのように維持管理され、震災当時この門脇・南浜地区ではどのような行動がとられたのかということに興味があり、このプログラムに参加しましたが、そのことを知ることができたのはもちろん、自分の言葉で自分が伝えたいひとつの軸をもって、物事に取り組む大切さを学ぶことができました。

◎武山さん(高校1年生/震災時1歳)

震災当時は1歳だったため記憶はありませんが、小学校、中学校の総合の時間で3.11を学ぶ機会があり、もっと知りたいと思ってこのボランティアを選びました。

 

8月9日午後 ガイドの原稿を作成している様子